4.8

 今週はかなり忙しかった。ほとんど晩飯家で食ってない。で、俺の友達はほとんどが韓国人でそいつらと遊んどった。英語の勉強だっつって堂々と遊べるのはうれしいことだ。しゃべらんことには上達しないわけやし。というわけで10日にTOEICがあるがなんも勉強しとらん。まぁどうでもいいと言えばどうでもいいし。ええ点とったところでなんかあるわけでもないから。それにTOEICは別に英語力を正確に反映するわけではないと思う。日常会話であんなアナウンサーみたいなしゃべり方するやつはいないし、慣れてくると、あ、この選択肢はひっかけっぽいとかなんとなくわかってきてありゃ実践的な英語力がなくても専用の勉強をすればけっこう点がとれるもんだと思う。単語もけっこうかたよっているように思われるし、口語イディオムやスラングはほとんど使われていないようだ。
 日本では悪問はないと絶賛されているTOEICであるがネイティブが見るとたまに悪問があるようで、答えが二つあったり、一つもなかったりすることもあるんだと。
 ちゅうわけで多くの企業がTOEICのスコアを聞いたり入社後にテストしたりするようやけど、経験上600あってもどうにもこうにもならん。しゃべれんし、ほとんど聞き取れないぞ。新聞もほとんど理解できんし。ネイティブがゆっくりやさしい単語でゆうてくれたら別やけど。

 俺が住んでるところはなぜか黒人とイタリア人が多い地域なのであるが最近黒人がいやになってきた。ガラが悪い。バスん中で大声でしゃべったり馬鹿笑いしたり、"Excuse me."と言わずに人を押しのけたりなんかマナー悪いやつが多い。んでもご老人に席を譲ったりするやさしい黒人ももちろんおるけど。友達の韓国人も俺が住んでる地域に住んだことがあり「あいつらはrudeだから嫌いだ、俺は差別するぞ。」って半分冗談でゆうとった。

 辞書がどうもいまいち信用できん。ジーニアスを使ってんねんけど、口語イディオムは載ってないことが多いし、Never mind.のところにDon't mind.とは普通言わないとかいてあるが、言ってるし。最初に聞いたときはびっくりした。まぁ口語だけなんかもしれんけど、それでも現に使われている以上誤りとはいえないんじゃなかろうか。
 あと英語の参考書もどうも信じきれん。俺がもってきた英会話の本に"Give me..."とあるけど、これはメチャメチャくだけた表現で注文のときに言うとかなり失礼らしい。先生に聞くとpleaseをつけてもまだちょっと問題あるらしい。

4.22

 お久しぶりで。先週末はケベックへ行っていたので日記が書かれへんかった。木曜の夜12時ころに出て朝の9時くらいについて、日曜の夜に帰ってきた。ケベックはトロントより寒かった。特に初日は風が強くて死にそうやったね。次の日からはましやったけど、まだ雪けっこう残っとった。旧市街は北米唯一の城塞都市らしく、丘の上にあって城壁で囲まれている。街並みはヨーロッパのよう、というんだろうか、石造りでそれはそれはきれいなところでした。彼らは本当は英語を話すことを好まないらしいが、まぁ母語がフランス語やから当然といえば当然やけど、それでも観光で収益をあげねばならないので少なくともサービス関係の人は大体2ヶ国語話せるようだった。でも看板はフランス語表記のみやった。トロントではところどころ2ヶ国語表記だというのに。お店の人とかはめちゃフレンドリーで笑顔が溢れとったなぁ。その点トロントは都会の冷たさを感じることもある。愛想悪いやつはとことん悪いからなぁ。TTC(トロントの公共交通機関、地下鉄とかバス)とかロバーツライブラリーの係りとか。普通の店でもけっこう愛想悪いやつおる。お前それでよく商売成りたっとるなぁと思うけど、成り立っているようである。

 トロントで不思議なのは、物価の差が著しく激しいことである。チャイナタウンに行けば3ドルちょっとで腹いっぱいチャイニーズフードが食える店があるし、ユーズドシューズを5ドルくらいで買える店もあれば、ピザ一切れとポップ(炭酸ジュース)を2ドルで買えるピザ屋もある。ちなみに俺の学校のカフェテリアは著しく物価が高くて、手が出しにくい。ピザ一切れ2.50ドルくらいする。みんな不満をもらしているが、どうしょうもない。外にいったほうが安いとはおかしな話である。
 というわけで探せばいくらでも安いものが売っているのになぜイートンセンターのような高いもんばっかり売ってるところが繁盛するのか全く理解できん。あ、あと友達のコリアンが引越しセールでビデオデッキとテレビを80ドル(約6400円)で買ったっつってたなぁ。

 この前スカイドームに行ってトロントブルージェイズ対ニューヨークヤンキースの試合を見てきた。ヤンキースにマライア・キャリーのボーイフレンドがいると聞いたが、誰なのかわからんかった。ブルージェイズは最初に3点先制されたがそのあと逆転、9回に6−3から6−5まで追い上げられたが何とか逃げ切った。けっこうおもろかったけど3時間半くらいかかった。あと選手の名前を全然知らんからちょっと面白みに欠けるかも。でもけっこう勉強になった。野球の用語をあまり知らなかったのだ、俺は。四球は?三振は?SSって何の略?5月のはじめにイチローが来るらしいが見に行くかどうかは微妙やなぁ。
 ちゅうわけで英語を上達させる方法の一つは、いろんなところに行くことだと思う。いつもと違う環境に自分を置くことによって、「あれ、これって英語でなんていうんやろう」って疑問に思って、帰ってから辞書をひくなり先生に聞くなりすればただ机に向かって英単語を覚えるよりははるかに覚えやすいのである。

 前にも書いたけどジーニアスがどうも信じられなくなってこの前ロングマン英英辞典を買った。ちょっと語数が少ないけど、んでもジーニアスに載ってない意味がけっこうあって、「なんだ、やっぱりあってるやん、この使い方」と思うことがある。というわけで大学受験にはジーニアスはいいかもしれんけど、ホンマの英語を勉強したいなら英英辞典も使ったほうがいいと思う。オックスフォードもロングマンもネイティブ向けのとステューデント向けのと両方出しているみたいなので(多分ね)最初はステューデント向けのがいいと思う。

 韓国では日本のアニメが大流行しているらしく、特に宮崎駿や「おしいまもる」なる人物が有名らしい。で、俺にアニメのことをいろいろ聞いてくるのであるが、知らん。漫画はそこそこ読むけど、アニメは宮崎駿くらいである。で俺は「日本では一部のマニアはアニメ好きやけど、普通の人はあまり詳しくない。」と言っておいた。これってまちがっとるか?で友達が"Princess MONONOKE"(「もののけ姫」の英語版)を買ったというので一緒に見たのであるが、全くわからん。めちゃめちゃむずい。よく考えたらあれ日本語でもけっこうムズこというとったぞ。

 ところで韓国人は性に対して卑猥な感覚を日本人よりはあまり持っていない気がする。というのはそういう話になると彼らは真剣な顔をして自分の意見を言うのである。一体どんな性教育を受けているのか気になる。日本の性教育ってけっこう混乱しとるよなぁ。どこまで教えたらええんやとかいつ教えたらええんやとか。まぁ難しい問題といえばそうなのかもしれんけど、性に対して後ろめたい気持ちを抱かせたり卑猥な感じを抱かせたりするのはよくない。つっても最近は後ろめたいとかそういう感じはなくなってきたように思うけど。

 憧れのジャーマンガール。つい1週間ほど前までステイしていたジャーマンガールは男前やった。自分の意見をホストファザーやホストマザーにもビシッと言うのである。おかげで俺はひやひやしたこともあった。「そんなこと言ってええんかい」、みたいに。でもいいようである、ここでは。日本ではどうなるのか知らんが。思えば俺はなんて自分の思っていることを言わないんだろう。ちゅうか経験上韓国人や日本人はあまり言わない。陰口たたいて、「ステイ先変えるか…」って感じである。現に二人韓国人が出て行った。というわけで、ジャーマンガールを見て誰にでも自分の意見をちゃんといえる人間になりたいと思ったのでした。どうもホストファザーとかにはステイさせてもらっているとか、自分より目上であるとか多分無意識に思ってるんやと思う。んでも実は根本的には対等なんよね。同じ人間なんやから。それにちゃんと金払ってるんやし。ちなみに俺はいまのステイ先が嫌いというわけではない。んでもまぁ価値観が押さえつけられてるような感じはする。それは俺が意見を言わないせいなのかどうかようわからんが微妙な問題なので言葉にしにくい。ただ彼らは突然新しいルールを作ることがあるのでそれは止めてほしいと思う。新しくできたルールはシャワーは1日10分。フルーツは毎食一つ。コリアンにシャワーのことを話したらミリタリーと同じだ、とあきれていた。つっても別棟やからばれないんやけど。彼らの生活はなかなか規則正しくてもうちょっとアバウトでもいいではないか、と思うけど、根本的な問題なだけに例のジャーマンガールのようにビシッと言ったとしても変えられそうにない。

4月10日に受けたTOEICの結果が返ってきた。665点だった。過去のベストが600やったから65点分上達したってことか?こっちに来て5週間で65点てのはがんばったのかどうかようわからん。ちなみに前回は490で見事にボムッたので、それと比べれば175点も上がったことになる。大学受験の偏差値と同じで上がれば上がるほど上がりにくくなるなるのでこれから先がきつそうである…。学校で最高は920点で、最も点が上がった人で250何点とかゆうとった。俺のリスニングが正しければ。しかし未だに疑問なのはここでのスコアを日本のスコアと比べられるのか、ということである。母集団がようわからんけど、日本で受ける場合と違うんでないかい?

 さっきの話と関係するけど少なくともブラジリアンやカナディアンの間では韓国人や日本人はシャイである、ということで意見が一致しているようである。確かにそう思う。授業で堂々と「わかりません」と言えるアジア人を未だ見たことがない。いや、「何かわからないことある?」という質問に対してはしばしば答えるが"Do you understand?"という問いに対してはまず答えないか、Yes.という。みんながわかってて自分だけわかってないような、基本的なことやったらたらどうしよう、って思うのよね。その点ブラジリアンとかベネズエラン、メキシカンは普通に「わからん」ていうし、なかには先生に「それは間違っている」とまでいうやつもおる。まぁそれはちょっと極端な例やけど。俺からすればめちゃ男前である。