'02.1.7

 年末年始アクセス激減で、1月は全然あかんやろなぁっておもっとったら最近いきなり増え出したのはなぜ…?留学準備シーズンなんやろか?

 ヤングストリート、多分ウェルスリー駅のあたりに東京グリルっていう日本料理屋がある。ここ他の多くの日本料理レストランと違い、多分オーナー日本人。そのせいかどうも店の人と知り合いの日本人がよく来るようである。もうだいぶ前の話しやけど、その店で夜一人でカツ丼食ってるときに、そばに日本人4人が座って、なにやら話していた。ところでその人たちなんかすごい田舎臭い格好で、農家の人みたいな感じで、ここがトロントであることがどうも信じられなかった。そんでその中の一人のおじさんが、空港について話をしていたのである、例のテロに関連して。俺はカツ丼食いながら聞いてなりふりしつつこっそり聞いていた。おじさん、「…すんごい厳しかったよぉ〜、ぼでーちぇっく。」あやうく食ってたカツ丼吹き出しそうになったちゅうねん!あんたカナダ来てまで「ぼでーちぇっく」はないやろ…。

 この前チャイナタウンでえらい安いレストランを発見した。ラーメンがだいたい3ドル50セント。チャイニーズお粥(ゴンジーと言うらしい)も同じくらいの値段。安いから二つ頼んだら、かなり腹いっぱいになった。ラーメンはわりと小さめやってんけど。ダックゴンジーおすすめ。場所はチャイナセンターを北にちょっと行ったコーナー。店の名前忘れたけど、通りに面した部分は全てガラス張り、入り口に鳥の丸焼きがたくさん吊るしてある。

 シティTVというトロントのテレビ局がある。7チャンネル。このチャンネルがけっこうおもろい。いや、内容自体じゃなくて(内容もおもろいけど)、ところどころに仕事の粗さが出ているから。例えばコマーシャルが終わって番組が始まる間に10秒くらいの真っ暗な画面が続いたり、やったら「しばらくお待ちください」みたいな画面が出たり。あと独自のニュース番組みたいなんやってんねんけど、持ってるボードを顔のところまで持ち上げるなって…。というわけで、他のチャンネルにはない面白さがこのチャンネルにはあるのである。ただの粗探しなような気もするが。

 もうじき帰国ってこともあり、だんだん就職活動が気になり始め、リクナビをちょっとはチェックするようになった(去年他のサイトも5つか6つくらいまとめて登録したんやけど、いつのまにかメール来なくなった。このしつこさがリクナビ1番人気の秘密か?)。で、ちょっと見るつもりが、見ているうちにだんだんだんだん気になりだして、見てない時もなんか就職のことを漠然と考えるようになってしまって、これでは英語が勉強できないではないか、と思い、帰るまでもうリクナビは見ないことにした。まぁ、帰ってからでも間に合うやろ…。

 日本ではほとんど全く知られてへんと思うけど、韓国の大手家電企業(と思う。ただメインは半導体らしい)にサムスンというのがある。カナダでは多分誰もが知ってる。品質はパナソニックやソニーとかには劣るが、値段が安いので、わりと人気なようだ。で、韓国で2年ほどこのサムスンで働いていたという留学生と知り合いになったので、仕事のことを聞いてみた。何でも韓国では最近徐々に変わりつつあるが土曜出勤はまだ普通なことらしい。彼女の場合、朝9時ごろ会社行って帰るのは夜11時ごろ。そんでもって土曜も出勤で、1日だいたい4時間くらいしか寝てなかったらしい。彼らはたとえ大して仕事がなくても土曜出勤するという。なぜなら、上司に「自分はやる気満々です!」という仕事に対するアツイ姿勢を見せるためらしい。しかしまぁこれよけいな残業代で会社を圧迫しているだけのような…。そんでもって10年働いても大して出世もできん、給料も上がらん、毎日毎日仕事漬けでアホらしくてやめたらしい(似たような感じで伊藤園やめてきた留学生がいたな…)。なんで10年後のことが分かるかって言うと、10歳年上の先輩とかたくさん見てるから、らしい。彼女がいた部だか課には合計80人くらいが働いていたという。まぁ確かに働いて金稼いでも、使う時間がなかったらなぁ…。貯金が趣味ならええかも知れんけど。俺は絶対ムリやな。映画観たい、旅行行きたい、飲みに行きたい、本読みたいっていろんな欲求が溜まること必至である。
 彼女は1日4時間の睡眠でも平気だったらしいが、俺は1日8時間は寝ないとダメな人間である。1日4時間睡眠でも大丈夫ってのはうらやましいがしかし一方でなんか人間じゃないみたいでやだ。それに彼女は別に大してストレスも溜まらなかった、と言っていた。それもたしかにうらやましいが、やはり俺はこう言いたい。サイボーグかおまえはっ!と。なんか人間っぽくないやん。睡眠1日4時間、仕事漬けでもストレス溜まらんて。そら会社にしてみりゃこれ以上いい人材はないかも知れんけど。
 そういやこの前システムエンジニアの人がやっとるシステムエンジニアについてのホームページを見ていたのであるが、その中で「自分には休む権利があるはずです」「自分には残業しない権利があるはずです」とかいうやつに対して「義務はどこへ行ったんだ」と反論してたけど、義務は常に権利に優先するのか?全ての義務を果たしてからじゃないと権利は行使できないのか?彼の反論も理解できるけど、「休む権利がある」というのもまた事実。いくら有休年20日、といっても実際とらなきゃないのと同じ。このへん個人個人よりむしろ会社の経営体質によるところが多いと思うけど。多分そのウェブマスターはシステムエンジニアって仕事が好きで好きでしかたないんやろーなー。ホームページってのは普通自分の好きなことをテーマにして作るもんである。仕事して、さらに趣味で仕事のホームページ作る…うーん、やりたいことやってる彼は幸せ…。
 あと韓国の自動車会社にヒョンデ(英語ではヒュンダイって言うみたいやけど、韓国人の発音はヒョンデって感じ)ってのがある。これもトヨタやホンダに比べると劣るが、安いのでわりと売れてるようだ。こっちのコマーシャルで'because there is a honda engine.'って言うフレーズがあって、俺が「もしこれが'because there is a hyonde engine' だったら絶対誰も買えへんやろなー」って韓国人に言ったら爆笑しつつ認めてた。つまりそれくらい品質は大したことない(と思われている)、けどこの会社韓国で急成長中らしい。今んとこ家電にしても車にしても日本の会社が一番人気みたいやけど、これから先はどうなるか分からんな…このままいくと。

 ものすごいあたりまえのことやけど、やっぱり人には親切にするべきやなぁって思う。俺が困ってるときも、俺が困ってる人を見たときも。俺が困ってて、誰かになんか聞いて、適当な返事で流されたときとかもうちょっと気を使ってくれても…って思ったことある。俺が中国語で話しかけられた時、「俺は日本人じゃアホ!勝手に中国人扱いすんな!」って怒ったことあったけど、相手は困ってるわけで、やっぱりなんかしてやったほうがよかったかも…って思う。それに何かにつけムカつくのは体によくない。やっぱり多少のことは気にかけない心のゆとりが大事やなーって最近思う。しかし同時に、時として怒ることも必要だとも思う。
 前に書いたように、チャイニーズスタンダードはジャパニーズスタンダードと違うところがいろいろあると思うけど、それは考え方、文化、価値観の違いであって、どっちがいいとか悪いとか、そういうもんじゃないと思う。だからレストランでウェイトレスが皿を投げるように置いていっても、気にしないほうがいい。「食べ終わった?」「食べ終わった?」「食べ終わった?」ってやったら何回も聞かれて、空いた皿すかさずガシャガシャいわせながら片付けていっても、気にしない。そうやって相手を受け入れることが国際的相互理解につながるんやと思う。

 もうじき帰国やけど、1年という期間は(実際の期間は約11ヶ月やけど)、英語を勉強するには短すぎる…。そりゃめっちゃ上達したけど、でもまだまだや…。TOEIC860っつっても、全然大したことない。留学する前はそんなスコア持ってるやつは英語ペラペラに違いない、とおもっとったけど。しかしまぁ物事は肯定的に考えるべきで、一方でこうも思う。留学しなければ多分10年かけても日本では得ることのできない英語力を得ることができた、と。そんでもってホストマザーに「あなたの英語は今までの留学生の中で一番うまい」と言われたときはホントうれしかった。「俺めちゃがんばったしな」ってちょっと自分を誇りにしてしまった。やっぱり会話とか、言い回しはこっちに来て実際にネイティブに接しないと勉強すんの難しいと思う。ホンマ今回は英語の難しさを知り、かついかに日本人が英語をナメとるか、というのがよくわかった。よく参考書で「1週間でしゃべれるようになる」とかあるけど、なりません。正しくは、「1週間で1週間勉強した分だけしゃべれるようになる」。

 家族と離れてこっち来て、なんか家族についていろいろ考えさせられたと思うし、親って大事やなぁーってホンマ実感した。俺がこうやって毎日ヨダレたらしてぼけぇっとしててもあったかい布団で寝られるのは、ひとえに親のおかげである。親孝行せなあかんと思った。俺の親もう50越えとるし。孝行する前に死なんでくれ、とねがっとる。

 ついに観ました、'the load of the rings'。あの映画すげぇ!溢れるアクションシーン、壮大なストーリー、綺麗なCG。約3時間とかなり長いけど。ただ主人公がなぜかやたら弱い。彼の仲間が強くて、いつも守られてばかりである。続編は来年のクリスマス、そして最終回は2年後のクリスマスって…長すぎないか?でもこれ男向けかも。韓国人の女の子は、「何が面白いの?」つってた。俺はハリーポッターより全然いいと思う。日本ではまだ公開されてないみたいなので、内容には触れないでおく。英語は難しい語が多いが、ストーリー自体はそんなに難しくなく、ムズイ英語、簡単な英語が混じってる感じで、簡単な部分が聞き取れれば大丈夫。キーセンテンスは'the ring must be destroyed.'これが聞き取れればOK。ペーパーバックのほうはメチャクチャぶ厚くて、しかも今ではあまり使われていない古い語が多いらしいので、難易度はかなり高いと思われる。俺は読む気もしない。
 ちなみにメグライアン主演、'kate and leopold'も観たけど、こっちは大したことなかった。過去から一人の男がやってきて、いろんな出来事と絡むのであるが、なんていうか、現代人が忘れてしまった昔の考え方、価値観による行動が、今でも意外にうまくいくって言う感じで、そういうものの大切さを振り返ろうとしているような感じはしたが、かなり中途半端なような…。そのあとは単なるシンデレラストーリー。メグライアン40越えとるし。2流少女漫画の映画版みたいな感じ。
 今年はかなり映画館行った。こんなに頻繁に行ったのは生まれてはじめてである。ちゅうか日本じゃ行きたくても行けない、高すぎて。学生1500円=約19ドルやろ。トロントでは普通8ドル。高くても12ドル。俺の場合学割で3ドル(約240円)と破格なので、頻繁に行くことができた。だから今年公開された映画は多分20〜25本は見たな。あとテレビでも古いの数本見たので、全部で30〜35本くらいの映画見たと思う。