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3.11 いやーみんな元気?。飛行機はしんどかった。結局トロントに着くまで16時間かかったよ。 こっちでは英語を話せないとどうにも生活しづらくて仕方がない。しかし俺はろくすっぽしゃべれんし聞き取りもほとんどできない。TOEIC600なんて何の役にも立たんぞ。というわけでなるべく勉強するようにしている。バスの中ではラジオを聞いて地下鉄の中では「メトロ」というただの新聞を読んだりしている。しかしホームステイには20歳の日本人の女の子がいてついつい夜中まで日本語でトークしてしまう。語学学校はまだ始まったばかりだがそれでも韓国人の友達を3人、日本人の友達を一人見つけた。友達はここでは、いや日本でもそうだけど、生きていく上で不可欠である。特に日本人は困った時に頼りになる。そんなこんなで人間関係についてもいろいろ考えさせられたりしている。 ここカナダは移民大国で、バンクーバーで飛行機に乗り遅れて困っているときにどう見ても日本人であるグランドホステスに話しかけると英語で返事をしてくる。人が困ってんのに、と思って「何で英語何すか。」とちょっとキレぎみに言うと、「カナダ人だから。」と日本語で返ってきた。日本語はそこそこしか話せない日本人みたいなカナダ人なのである。さらにトロントに着いてタクシーに乗ると運ちゃんはパキスタン出身で25年トロントに住んでいるという。それにホストファミリーもイタリアからの移民で、パパとママは完全なバイリンガルやけど、グランドマザーはイタリア語しか話せない。いったいこの国は何がどうなってんのか、誰がカナダ人で誰が外国人なのかまったくわからん。街を歩けば英語以外の言語が聞こえてくるし、人種もめちゃめちゃ。チャイナタウンにグリークタウンにリトルイタリーになんだかんだとコミュニティがある。移民はみんなサバイバルしながら英語を身につけるようだ。だから俺も周りから見たら外人ぽくなくて道を聞かれたりするのである。とまぁいろいろ考えたりしながら元気に生きてます。 3.17 今日は前トロントに来た時に知り合った友達、Nicoleに会いにFinchという遠いところに行ってきた。Nicoleは香港人でトロントには1年半くらい住んでいるらしい。だから英語はかなりうまくて、俺の先生といったところか。彼女はすでに3ヶ国語話せる。Cantonese,
Mandarin(北京語?標準中国語), Englishでさらに日本語を勉強してるってんだからすごい。 3.24 今日の朝、同居の日本人女性が帰ってしまった。思えばたった22日間一緒にいただけだったが、ずいぶん仲良くなってしまったもんである。俺ら留学生には多くの出会いがあると同時に、多くの別れがある。それも長い長い、あるいは永遠の別れである。ここトロントには多くの留学生が集まるが、そのほとんどが1年以内に母国へ帰る。悲しいけれど、どうすることもできない。時は音も無くしかし確実に流れ、ある日突然実感として俺に突きつける。彼女と知り合って、21日経っても時が流れた気はしなかった。しかし、22日目の朝に俺の中で一気に時は流れたのである。 こっちに来て、やはり発音は大事だとつくづく思う。特にaの発音がムズい上に間違うとしばしば通じない。いや、センテンスの中で間違っても相手は類推できるからまだましだが、(それでも通じないときもあるけど)単語だけで言うとまず通じない。この前ホストファミリーと話してて俺が「journal(ジャーナル)を書かなければならない」、と言うと「…ジャーナル…?」と首をかしげる。そこで俺は「diary」と言い直した。すると、「Oh! journal」とわかってくれた。journalは、日本語で発音を表記するのはムズいが、ジャーナルよりむしろジューナルに近い。後で発音記号を調べてみると確かに「あ」のような「う」のような、よくわからん発音のあいまい母音だった。日本人からすりゃなんでそんな微妙な違いで理解でけへんねんて話だが、通じないのである。あと"bar"も「バー」って言って通じなかったなぁ。日本語の「あ」に当たるaの発音は5種類あり、これをマスターするには相当な時間がかかりそうである。 また今日も長くなるけど、韓国の英語教育は日本と同じようにひどいもんだと思う。と言うのは、ここに数ヶ月住んでる韓国人は別として、来たばかりの韓国人の発音はめちゃくちゃ訛っていて聞き取るのがかなり難しい。韓国人はどうも「たちつてと」、「ざじずぜぞ」に近い音がうまく言えないようだ。だからThat's OK.はザッチュオーケーに、Let's go.はレッチュゴーに、sportsはスポーチュになる。このへんは理解できるが、「ペストペスト」と言うから「ペスト?何でペスト?」と考えていると「fast」だったし、「あんりー」と言うから「onlyかな?」と思うと「early」だった。これらの訛りはネイティブの話す英語を聞き取るのとはまた違った難しさがあるような気がしてどうしたもんだろうか。俺も発音悪いから人のこといえないんやけど、通じないとお互いにイライラするから困ったもんである。対して台湾や香港出身の人はかなりうまく発音すると思う。まぁ人にもよるけど。 返事をする時によくYes.とNo.を間違える。Did you eat lunch?なら簡単だけど、Din't you eat lunch?と聞かれると考える。最近は慣れてきたけど。食ったならYes。食ってないならNo。というか本当は迷う必要は無く、肯定ならとにかくイエス、否定ならノーなのである。で、韓国語も日本語と同じ文法らしく、この前韓国人に"Didn't you go to Korian town?"と聞かれ、行ったので"Yes"と答えると、「何で行かなかったの?」という。いやいや、行ったんだって。そういや日本語の返事はどっちかわからんときがあるよなぁ。「飯食わなかったの?」に対して「いいや」と答えるとき、「いいや、食った。」のか「いいや、食ってない。」なのかわからんぞ。 |