9.7

 サマーセッションは前にも書いたようにあんまり勉強せんかったし、クラスにもそんなに興味もたれへんかったんやけど、先生は俺に大切なことを教えてくれたような気がする。ところで先生ってどうもぴったりこん訳語な気がする。確かに先生やけど、俺らファーストネームで呼び捨てするし、めちゃフレンドリーで、どうも「先生」って感じがしない。それはそうとそのサマーセッションの先生は、俺とは全く正反対と言ってもいい部分をもっていた。俺が周りのやつらに、「おえ、なんかしゃべれよ」と思わせる人間だとしたら、彼は「頼むから黙ってください」と思わせる人間だったのである。俺にはどうやってそこまでしゃべり続けることができるのか全く理解できん。でもなんかすげぇと思う。何でそんなにしゃべれんのってちょっとうらやましい。
 で、彼が教えてくれたこと、それは"be agressive"。ボランティアの話しをしていて、クラスメイトが「(応募しようと思って)施設に電話したけど、それから何にも返事がなくて、そのまま」と言うと彼は「じゃぁもう1回電話すべきだよ。それでもだめなら直接行けばいい。でもみんなめんどくさがったり、相手の顔色うかがってしようとしない。直接行って、断られるかもしれない。それで?誰も気になんかしないよ。俺がフランス語を習ってたとき、誰が気にするもんかと思って、街で会う人たちに、"hi, how are you?"つって話しかけたよ。とにかくそうやって"be agressive"であることが大事だ。」
 彼の言ってることにすごく納得してしまって、そして同時に「俺ってなんてアグレッシブでないんだ…」と気づいたのである。で、俺も俺なりに"be agressive"であることにした。サマーセッションのあと、一人旅行ってちょっとはそれを実践できたと思う。はっきり言って行く前までは知らんネイティブとしゃべるときはかなり緊張しとったので、どうもあんまり話したくなかった。でも今はかなりましになった。。英語は俺のsecond languageじゃ!間違って当たり前やし、英語でコミュニケーションできる(一応)俺はすごい!と思って多少めちゃくちゃな英語使ってもあまり気にしない。俺だけじゃなくて日本人は間違いをやたら気にする気がするけど、みんな間違えるし、人間誰でも「誰もがしないようなアホなミス」をするもんやと思う。間違えた。もしかしたら怒られるかもしれん。誰かに迷惑かけるかもしれん。ごめんなさい。でも必要以上に気にするべからず。
 そうそう、クラスで間違えると先生"no"って言う。なんかその一言で終わるのがものすごく冷たいような気がして、「フォローもなしか・・・」とかおもっとったけど、ノーはノーだ!それ以上どない言えっちゅうねん!って話しなのかもしれない。授業中静かだった俺も「これでは何かいけないような気がする」と思ってセッションの終わりの方ながらいろいろ言ってみることにした(ちなみに1クラス大体12人くらいだった)。答え間違えた。"no"って言われた。でもそれだけ。何も起こりません。ディスカッションで意見言ってみた。みんな聞いてくれたし、先生もなんか返してくれた。もしかしたら俺は変な意見を言うかもしれないし、流されることがあるかもしれないし、あるいは問題を勘違いしてなんか全然違うこと言うかもしれんけど、それで?俺はいつもすごいいい意見をいわにゃならんのか?長老か、俺は?
 そしてさらに「思っていることを言う」ということ。なんか俺はぶつかりあうよりは黙ってなるべく平穏を保とうとおもっとったけど、基本的に言いたいことがあれば言うべきだと思うようになった(その辺のかけひきは難しいかもしれんけど)。ちゅうかここでは黙っててもあんまりいいことがない。何でやねん!て思ったら何でやねん!っていわにゃストレス溜まる。つまりそれだけ、なんでやねん!て思うことが多い。
 でもまぁいつもいつもそうやってアグレッシブであることはなかなか難しい。でも基本姿勢はアグレッシブで。それが彼の教えてくれたこと。
 やっぱり基本的に日本人はあんまり自己主張ない(比較対照、ドイツ人、メキシコ人、ブラジル人など)。「あなたがそれでいいなら、それでいいよ」って感じで。それがあかんとは言わんけど、時にはなんか言え。クラスでもあんまり誰も意見言わんし。って俺も含めて、そう思う。
 そしてこれは別に先生が教えてくれたことじゃないけど、ここに来て、「自分に対して自信を持つ」ことが大事だとよく思う。英語しゃべると間違えるし、あれ、これでええんかな、間違ってるような…って思うことよくあるけど、それで自信なくすと、声も小さくなって、よけい理解してもらえません。意見を言う上でも、普通に英語しゃべる上でも、俺は俺じゃ!おかんの子じゃ!文句あんのか!ってくらい自分に自信を持っていることが大事だと思う。まぁ気にしない人は、「何言ってんの?そんなんあたりまえやん、俺ら留学生やし間違えるっちゅうねん」て感じなんやけど。それはそれで敬服。

 俺はここで一応がんばって英語を勉強しとるけど、英語以外にもいろんなこと学ぶことができて、おもろい。最初は全然英語しゃべれんくて、何もかもがチャレンジで、どこに行くにもちょっとドキドキ。アイスクリーム屋でアイス買うのも最初はままならんかったね。「スクープ(scoop?)?どういう意味…?」とか。ファーストフード行ってもあいつらめちゃくちゃ早口で話すし。飲み屋に行っても「え?パイントって?」アイスクリームはまだましで、銀行に行くともっと大変。昨日も銀行いったんやけど、わからん単語使いすぎ…。誰もゆっくりしゃべってなんかくれへん。でもそうやって、いちいち単語覚えてあっちゃこっちゃ行って、だんだん街に慣れてくる。
 そしてここではたくさんの外国人に会える!これが俺がいろんなことを学べる最も大きな理由。彼らは当然その国のプロやから、言語能力は言うに及ばず、政治、経済、文化、歴史などなど、俺が全然知らんことたくさん知ってる。

 カナダと日本、どっちが好きか?って言われても困る。日本には家族も友達もおるし、生まれ育った国やし…。でも暮らしやすいのはトロントやと思う。大阪に比べると街自体が小さくてどこに行くにもそんなに時間かからんし、ゴミゴミしてないし、車も丁寧やし、家もでかいし、庭もついてるし、夏はわりとすごしやすいし(冬はシャレにならんけど)、物価も安いし、ホームレスも少ないし、みんな日本人に比べりゃ時間にゆとりもっとる。対して大阪はもはや都市として巨大化しすぎで逆に不便。どこ行っても人、人、人。車、車、車。みんななんかせかせかしてるし街も汚いし歩道は狭いし自転車だらけやし、車も運転荒いし家もちいさけりゃ庭もほとんどないし夏はめちゃくちゃ暑い。
 日本のほうがいいところ、それは何でもわりときめ細かくて、親切。口約束でもきっちりしてるし。前にも書いたけど、カナディアンの時間の口約束は全く当てにならん。あと店の人も日本のほうが礼儀正しい(基本的に)。地下鉄も日本はゆっくり動き出してすぅっと止まるし、ドアに挟まれたらすぐにドア開くけど、トロントの地下鉄は急発進、急停車。ドアに挟まれてもあいつら意地でも閉めようとして、開けてくれません。さらに乗ってる途中やのに閉めようとしやがるときもある。
 というわけで大阪とトロント、どちらにもいいところと悪いところがあるけれど、暮らしやすさで言うとトロントのほうがいい気がする。今のところは。

 いつもマッハタイピングなので、あとで読み直して、書き換えたいとことか書き加えたいとこがよくある。というわけで一人旅編の補足。読んでない人はまず「一人旅編1/4」から読んでください。
 ジャスパーあたりで日本人と中国人が増えてきたことは書いたけど、バンフへ行くアイスフィールドパークウェイに、レイクルイーズという場所があって、そこにシャトーレイクルイーズホテルという超高級ホテルがある。ケチな旅をしていた俺であるが、記念に何か買いたくて、迷った末にコーヒーとストロベリータルトを購入。これがなんと8ドル!タルトが5ドル以上もした。ちっこいタルトですぜ、直径約8センチ(推定)。うまかったけど。で、タルトは置いといて、ホテルの前にはスーツケースが山積みされていて、それをポーターたちが運んでいたのであるが、見てみるとすべて日本人のもの。「ルックJTB」ってタグがついている。この不景気なご時世に、シャトーレイクルイーズ!(1泊5万以上。地球の歩き方によると)。つまり、不景気でも金持ちはいる。そういやホテルに日本人従業員がいたわ。サインもところどころ日本語との2ヶ国語表記。つまり日本人がかなり大勢を占めているようだ。
 バンフで日本人の数はピークを迎える。バンフのホステルだけ張り紙とかがところどころ日本語と2ヶ国語表記だったし。

 ウィニペグへ行くときに俳優になりたいというカナダ人に会って、彼とはほとんどしゃべらなかったのであるが、別れ際に電話番号を教えてくれた。それでついさっき、子機を前において、約40分間電話するべきかどうか悩んだ末についに電話してみた。いやだって電話ってマジ話しにくいぞ、英語だと。音質も問題あるし、音自体小さいときもあるし、それに身振り手振りや表情でなんとなく理解しあえるってことができない。だから一般的に言って留学生はネイティブと電話で話すのが苦手。そして彼とはほとんどしゃべったことがない、これが40分悩んだ第2の理由。
 コールは1回もなく、すぐでた。で、ちょっと話して「今から出かけるから番号教えてくれ」と彼。俺が番号を教えると、「じゃぁ2、3日中に電話するよ」多分5分もしゃべらんかったけど、わりと聞き取りやすい英語で、フレンドリーでよかった。一体このあとどうなるんでしょう。

9.15

 しんど。火曜からキャリアカレッジの授業が始まったんやけど、やはり、予想通り、かなりしんどい。「テキスト読んでこい」とか言って1日に60ページくらいよまなあかん。これがまずムリ。どうがんばっても30ページくらいしかいかん。火曜水曜とがんばって読んだんやけど、追いつかんかった。やっぱしんどいなぁっておもとったら木曜に、「今日からはスピードをあげる」とか言ってガンガン進みだした。なんてこった、もうだめだ…授業料捨ててESLへ逆戻りか…って思った、そのときは。金曜に小テスト(クイズと言う)があって、これはけっこうできた。隣りのカナダ人よりも早く終わらせてやった。それと月曜までにエッセイを4ページかかなあかんねんけど、これも金曜に約6時間かけて終わらせた。テーマは「ワイヤレステクノロジーの未来について」しらねー。全然知らん。しかもこれ授業とは関係ないお題。「リサーチの仕方を学ばなければならない」とか言って関係ないお題を出したようだ。残るはクイズがひとつにテストが2つ。2週間でどんだけテストすんねん。来週末で一つ目の科目終了。今やってるところはコンピュータの仕組みなので、けっこうややこしい。CPUとかメモリとか、まぁそんな話で別に大して面白くもない。いやそういうの好きだけど。自分でパソコン組み立てたくなった。とにかく進むのが早いので、要領よく勉強せんといかん。授業はかなり聞き取れる。先生多分インド人でかなりなまっとるけど。聞き取れるけど理解できんくて、「やっぱ英語でコンピュータはきついなぁ」と思って似たようなことが日本語で書いてあるウェブサイトへ行って、日本語で勉強してみたんやけど、英語で勉強するのと同じくらいよくわからん。ということはやっぱカナダ人にとってもむずいってことか。そういや日本にいたときに日本語でちょっと勉強しとったけど、ややこしかったわ。
 授業中に隣りのやつ(9歳のときにイランから来てカナダ在住歴11年。英語は全く問題ない)が、「授業わかるか?」「いや、わからん」「俺も」。オマエもかーい!結論、何語であろうとコンピュータは難しい。
 ちなみに今のコースには日本人は俺一人しかいない。ほかのコースには数人いるけど。留学生は25%って話だったがそんなに見当たらない。韓国人が3人くらいか。ESLではかなり上位まで上りつめたものの、ここでは俺の英語力がダントツ最下位、と思われる。「日本人がいない学校がいい」と言う人にはキャリアカレッジをお勧めします。でもTOEICで750はあったほうがいいです。学校を見にはじめて訪れたとき、カウンセラーの人にまず一番最初に「英語力はどれくらいですか?」と聞かれたのを覚えている。ここでは誰も英語教えてくれへんから自分で勉強するしかない。

 TOEICは受験の偏差値と同じように、スコアが上がると、それ以上は上がりにくくなる。もし400点くらいやったら、100点とか150点とか、ちょっとがんばりゃポンと上がるけど、800くらいになると、厳しくなってくる。800越えてるやつを何人かしっとるけど、みんななかなか上がらん。だからどうも勉強がしんどくなる。ポンポン上がるうちはがんばれるねんて。でも上がらんくなると、「あんだけ勉強したのに…」って感じで、はぁってなる。まぁそないポンポン上がらんのが普通なんやけど。だからTOEIC900はかなりしんどいと思われる。600と700の差より800と900の差のほうがかなりでかい。今まで900以上のやつに会ったのはたった二人、友達から聞いたのが一人で、知ってる限り合計3人だけ。リスニングはともかく、リーディングで450ってのが多分かなりきつい。

ニューヨークでえらいことが起こって、カナダにも余波が及んでいる。といっても新聞もあんまり読んでられないんやけど。(事件の翌日、例のイランから来たやつ「落ちてた」とか言って人んちの新聞パクとった…)とりあえず事件当日はテレビ見て、翌日は新聞買ったけど、その後はあんまり…。事件当日はトロントのサラリーマンたちも早々に帰宅し、翌日はCNタワーも閉まったらしい。カナダは標的にはならんやろ、権力ないし。
 ところで飛行機が突っ込んだワールドトレードセンターにはこの5月の終わりに行ったばかりである。メチャメチャ高いビルで、上からはニューヨーク中を一望することができた。そして意外にセキュリティチェックが厳しかったのを覚えている。金属探知機くぐらなあかんかったし。それにしてもあんなどでかいビルが崩れるとは…。事件のときは、観光客いなかったんだろうか。
 アメリカは報復攻撃をするべきでない。そんなことをしたところで死んだ人たちが蘇るわけでなく、さらなる死者を増やすだけである。武力では何も解決できないことを、一体何回戦争すれば気づくのだろうか。力で押さえつければ、必ずどこかに歪が生まれ、それがまたいつしか戦火の種となる。今回ばかりはフセインを支持する。アメリカよ、報復ではなく復興に全力を注げ。

9.22

 こんちわ。毎週日記を読みにきてくれてる人、ホントにありがとう。日記を読んでメールをくれる人(ごく稀)、ものすごーくありがとう。今日はじめてきた人、毎週来るように。最近アクセス減で悲しい。まぁ留学も季節もんやからなぁ。
 韓国のなんちゃらっつう全国ネットのテレビ局(日本でいうところのフジテレビみたいなもんだろうか)の女性アナウンサーに、キムネ、という人がつい最近までいたらしい。この人韓国ではめちゃくちゃ人気で、日本で言うところの…誰やろ、アナウンサーの名前なんか覚えてない…ニュースステーションに出てる人、みたいなもんだろうか、とにかく、このキムネの幼なじみかつ親友(仮に彼女)と俺がけっこう仲がいい。彼女はキムネと同じ時にテレビ局の面接受けて、二人で最終選考まで行って、負けたらしい。「昔からいつもいつも私が一番で、彼女が二番だったのに…」と悔しそうに語っていた。ところでキムネのパパがそのテレビ局の社員で、コネが利いたのでは、という説もある。
 彼女本当に魅力的な人物だと思う。明るくて、フレンドリーで、素直で、頭もよくて(イファ大卒。韓国の最難関女子大。日本で言うところのお茶の水か?)、器用で、美人だ。対して俺はというと暗くて、無愛想で、ひねくれとって、頭は…悪くはないと思うけど…、不器用で、それで得したことは「…不器用ですから…」ってギャグが飛ばせるということだけである。
 何でそんな二人が意外に仲がいいかと言うと、いくつかの共通点があるから、かも知れない。共通点、それは二人ともコンペティティブ(負けず嫌い)で金持ちになりたくて、かつ有名人にもなりたい、ということだろうか。まぁ実際は俺は彼女の話を聞くのが好きだし、彼女も俺の話を面白がって聞いてくれるから、となんともアタリマエな理由が基本にあるんだと思うけど。俺には有名人になりそうな要素は何もないけれど、(ホームページのアクセス数は30000を越えてるからある意味有名人かもしれんけど、俺自身は知られてないわけで。そういえば学校で、「日本に来る前に欧米人鑑定したよ」っていうやつに会った…。)彼女はと言うと、なぜかセレブリティあるいはセレブリティとつながりのある人物多数と知り合いのようで、この前韓国に一時帰国した際に、某芸能プロダクションの社長から、「発音と肌と歯並びを治せば、テレビ番組の英語講師として出演できる」と言われたらしい。日本で言うところの教育テレビみたいなもんらしいけど、韓国ではそのテレビの英語講師と言うのは、どの人もものすごい有名らしい。日本だと教育テレビなんかあんま見る人おらんし、たとえば「ラジオ英会話」の講師が誰かとか知らんやん。「歯並びって治すの時間かかるやん」と聞くと、「今はすぐに治せるんだよ、差し歯にするんだって」うわー。差し歯っすか。でも彼女はその英語講師になれるんなら別にかまわないらしい。「前歯4本だけだし」、と。
 話はキムネに戻って、数ヶ月前に「私のサクセスストーリー」みたいな感じの本を書いて(いわゆる芸能人本か?)それがミリオンセラーになって、アナウンサーを辞めて今ハーバードへ留学中らしい。本がミリオンセラーになったときも、キムネの親友は悔しがっていた。韓国の大学生の憧れの人だかなんだかでもこのキムネが1位だと言う。っちゅうか人生紙一重やなぁ。最終面接までずっと一緒にいっとって、1回そこで落とされて、はいオシマイ。でもまぁ彼女はいつしか有名になりそうな予感。「俺なんか全然有名になりそうにないもんなぁ」っていうと、「でも人は突然有名になるもんよ」だと。

 俺の留学ももうあと4ヶ月とちょっと(推定)しかないけれど、まだまだ日本には帰りたくない、実は。いや、もっと遊びたいんじゃなくて、もっと勉強したい。と言うのは日本に帰っても、就職活動して、大学に戻って、路頭に迷うだけである。どういうことかっていうと、大学にいても、どうにもこうにもならん。単位をほとんどとってしまったからっていうことじゃなくて、ゼミはいいとして、大学教育が…。つまりここにいたほうがずっと勉強になるってこと。実をいうとここでマスターのひとつでもとりたいんやけど、家のことを考えると厳しい。俺もなぜか23歳やし。まだ大学1年残ってんのに。俺んちサラリーマン一家じゃないくて、ファミリービジネスで、親も年やし、そろそろ俺が働かんと、キケンな雰囲気。でもU of Tにはけっこう年いった学生がおる。30歳くらいで、二つ目の学士号とか、母国の大学を中退してこっちへ来たとか。それに留学生の場合、基本的にTOEFLで600とらなあかんわけで、これがなかなか難しくて、中には2年くらいかかるやつ、あるいは諦めるやつもいる。俺はいつしかマスターとれるんだろうか…。え?何のマスターかって?それはまだ決めてない…。そういや日本じゃマスターってあんま価値ないって話を聞いた(特に文系)。学士はみんな持ってて価値ないし、マスターは中途半端で価値ないし…ってどんな国やねん。ちゅうか学士号って一般企業へのパスポートでしかないような…。

 カレッジはホントにしんどい。いや、俺らの先生が特に厳しいのかも。水曜にテストがあるんやけど、その範囲がテキスト1冊、560ページ。しかも授業で全部できんくて、後ろの200ページは完璧な独学を強いられる。おかしいやろ、これ。コースは2週間て最初から決まってんのに、でけへん量のテキスト用意して、テストは全部ってどういうことやねん!しかもコンピュータの組み立てテストをやるとか言い出して、「もしもビープが鳴ったら(つまり組み立てに失敗したら)、テストで点取れてても落第」これもどういうことやねん…。コースの最初に出席は評価の何%、宿題は何%、クイズは…っていったやないかーい!ホント泣きそうである。英書読むのにどれだけ時間かかるかわかってない…、アタリマエか。そして、金曜になっても「組み立てテストはできるかどうかまだわからん」。なんていい加減なんだ…。クイズ2は金曜にあったんやけど、その数日前に、「クイズ2は1より難しい、そして最後のテストはめちゃくちゃ難しい」クイズ2を受けてみて、あれがいっぱいいっぱい。あれ以上のレベルになるともはや全く解けません。問題文も理解不能に陥るでしょう。そして家に帰るたびに、「寝てたのか?」って冗談で言われるくらい、ダルそうにしているらしい。朝8時半から10時半までレクチャーで、そのあとちょっとパソコンで勉強するかあるいは直接図書館行って、途中昼飯食って、6時までひたすらリーディング。もはや浪人状態。そらダルいっちゅうねん。コンピュータも積み上げが大事で、順を追って理解していかんと、途中でわけわからんくなる。専門用語が多いから。
 ところで最近はなんか読んでても、読み返す量が減ってきたと思うし、頭の中でもいちいち日本語に訳さなくなってきた。でもわからん単語はまだまだたくさんある。ある程度は類推できるけど、単語のせいで理解できんこともある。「わからん単語は類推しろ」って受験のときに習ったけど、類推ってのは前後の内容をもとにするわけで、右も左もわからんと、ムリ。たとえば、1、○、3なら○は2やろ、1、3、○なら5やろって類推できるけど、○、○、○とか、1、○、○とかじゃムリやろ。と言うわけで単語力はやっぱり大事。っていうかめちゃくちゃ大事。
 カレッジに入る前に、数学的思考力を問うテスト、なるものを受けたんやけど、それで92%とって、カウンセラーの人「あなたすごいですね」って、しゃこじやと思うけどおどろいとった。なんでもこれが低いとプログラミングには向かないらしい。俺高2まで理系志望やったんやけど、物理が全くできず、かつ数学も「空間ベクトル」あたりで全くわけわからんくなって、文転した。そして今、ほとんど何も覚えてない。因数分解もできん。日本人は数学できるんだろうか…。そういえば、クイズ1でクラストップだった。2問カンニングしたけど。でもカンニングしなくても5位くらいだ。一クラス20人弱やけど。

 最近は日が暮れるのが早くなってきて8時くらいでもう暗い。1ヶ月くらい前までは9時ごろまで明るかったのに…。最終的にはサマータイムが終わって、4時半で日が暮れるという。早すぎ。朝目を覚ましても暗いと、ホント起きれないんよね…。ちなみに今は7時半に起きている。
 では、テスト対策します。あなたからのメールを楽しみにしています(批判、スパム、ウィルス、いたずら断固拒否)。あ、たまに返事を期待しているのかどうか迷うメールがあるので、返事がほしい方は、文中に質問を多く書く、「返事くれ」など意思表示をお願いします。メールフォームはトップページの一番下にリンクがあるのでクリックしてください。

9.29

 最近寒くなってきた。先週の初めくらいに突然気温が落ちて、朝は息が白い…。もう夏も終わりなのか…。でも今日は快晴で、気温も少しは高いようだ。

 留学生の中にはほとんど全く英語のできない人もいる。単語も文法もほとんど知識がない。だからそういう人はこっちに来てから何もかも一から始めなくてはならない。文法も単語も中学生レベルからってことになる。だから平均的なレベルに達するまでにかなりの時間を費やすことになる。なのでできれば日本にいるうちに基本的な文法や単語はやっといたほうがいいと思うぞ。文法や単語は日本にいても一人でカリカリ勉強できるわけで。まぁ忙しい社会人の人に日本で勉強してから来いって言うのは無理があるかもしれんけど、学生ならどうせバイトしてカラオケ行ってハナクソほじってる毎日なので、高校レベルの文法くらいはもう1回ちゃんとやっておいたほうがいいでしょう。ちなみに俺は最初は一応文法にはある程度自信があって、来てはじめのうちはリスニングもスピーキングも全くだめでそっちのほうばっかり勉強しとったけど、リスニングとかとの釣り合いがとれてくるとだんだん文法力が相対的に下がってきて、今は文法の勉強もしとる。つまり上へ行くには受験レベルの文法じゃ無理がある、と思う。まぁ忘れてる文法もけっこうあるけど。実際一通りの基本的な文法をマスターするだけで相当な時間がかかるので(文法に中1から高2までかけるでしょ、普通)、日本で最も勉強しやすい文法にこっちに来てから時間をかけるのはもったいない、と思うのである。

 カレッジは二つ目のコースが始まって、わりと楽になってきた。エッセイもなければリーディングもない。ただ最後にプレゼンをせにゃならんらしい。プレゼンはビジネスコースをとっているときに何度かやったので、ある程度自信はついたけど、今度はカナディアンの前でやるわけで、それがちょっとプレッシャーだったりする。楽だとついついだらけてしまうので、もうちょっとハードな学校のほうがよかったかなぁって思うこともあるけど、どうも難易度はコースによってけっこう差があるみたいなので、今んとこなんともいえん(ひとつのディプロマコースの中にいくつかの科目(コース)がある)。
 そういや最初のコースの成績はクラスで2番だった!まぁ15人くらいしかおらんねんけど。もう一個のクラスと合わせて5番…やったと思う。全部で35人か40人くらいかなぁ。なんかジョブ経験があったり、大学で既に勉強したやつもおるらしく、そういうやつらに勝つのはかなり難しいわな。あいつら英語ペラペラやし。

 俺の友達に自分の英語に対してほかの人よりかなり自信の持てないやつがいる。性格的にもかなり恥ずかしがりである。しかし!TOEICは830もある。実際の英語力もかなり高い。問題なくある程度のコミュニケーションできる。それで前そいつと話とって、「私の英語なんかダメだわ、グスタフ君のほうが英語できるし」「いや、そうでもないやろ、俺なんかTOEIC785やし(まぁ彼女のスコアのほうが新しいんやけど。カレッジに入ったので俺は受ける機会がない)。それにあんたのクラスはリスニングもリーディングも一番上やん」と言うのであるが、ダメらしい。それで「グスタフ君がうらやましいわ、自分に自信があって」ってあん時はこいつクビを締めてやろうかって思ったね。ワシかって自信持つようにがんばっとんのんじゃー!!どうも彼女は俺のことを自信溢れる人間だと思っているらしい。確かに彼女よりは自信があるのは認めるけど。俺としては自信持つように努力してるところを認めてくれればうれしいのであるが、「自信あっていいね」って勘違いされるとどうも…。英語には自信が大事。しゃべる=間違える、でも気にしない。

 例のニューヨークのテロのせいで親から帰国命令を出された日本人留学生がいるって話を聞いた。これ心配しすぎやろ。車が危ないから外ん出るなって言ってるようなもんでないか?日本だってサリンバラまいたりカレーに毒入れたり、道歩いてたら突然包丁で刺されたり、十分危ない気がするんやけど。しかしトロントとニューヨークはけっこう近いのでまたハイジャックされてアメリカのどこかに突っ込むってことがありえない、とは言えない。つうか今飛行機に乗って帰るのはかなり怖いぞ。

9.30

 追加記事。下のも読んでね。

 ニューヨークのテロでどうも疑問に思うことがある。それは、一つ目の飛行機がビルに突っ込んだとき、なぜ隣りのビルにいた人たちはすぐに避難しなかったのか、ということである。隣りのビルにいきなり飛行機突っ込んで来たら逃げるべきだと思わん?行方不明者の中には警官や消防士も多いということは、誰もビルが崩れることを予想していなかったのだろうか?しかし新聞で読んだんやけど、専門家によると、あんなでかい飛行機が突っ込んで崩れないビルはない、という。何でもものすごい高熱で鉄骨が溶けたのが崩壊の原因だとか。崩れると知っていたら、中には入らなかったんじゃないだろうか。それに窓からヘリコプターで助けられへんかったの?

 トロントには日本料理屋がたくさんあって、一般的に言って日本料理はかなり人気だ。特に寿司。日本食、というとまず一番に思い浮かぶのが寿司らしい。しかし、俺ら日本人からすれば、なかなかうまい店を見つけるのが難しい。その理由のひとつは、カナダ人向けだからかもしれない。それともうひとつの理由は、経営者はたいてい中国人か韓国人であるということだと思う。つまり、中国人による、カナダ人のための、日本料理。今までの経験から言って、これが一番ひどい。韓国人の作る日本料理はまだマシである。この前寿司タイムと言う中国人経営のチェーン店のひとつにいったんやけど、寿司は微妙に温かいし、味噌汁に入ってるワカメがどうもおかしいなと思ってよくみたら、海苔。おまえワカメと海苔の区別もつかんで店出すなー!しかし、わりとうまい店を既に見つけたのでもう寿司タイムに行くことはないでしょう。
 日本でもイタリア料理とか、中華とかいろいろ外国の料理が食えるけど、こっちに来て、やっぱり本物とは違うと言うことに気づいた。俺の場合、ホストファミリーがイタリア人なので毎日イタリア料理食ってるけど、日本で食ってたのとは違ったりする。どっちがうまいって話じゃなくて、違うのである。中華も日本のは上品すぎる。チャイナタウンで食う中華はもっとグロイ。安いの食ってるからか?
 しかし、韓国人によると、コリアンタウンの韓国料理は、本物とほぼ同じだ、と言っていた。ほぼってことは微妙に違うのか?ということは他の料理も微妙に違うかもしれないと言うことで、完璧な本物志向ならやはりその国へ行って食うしかないようだ。
 ところでこの前友達とコリアンタウンで食った石焼きビビンパめっちゃうまかった…。

 日本人て地下鉄でなんか食ったりせえへんやん。飲みもんもまぁせいぜい缶ジュースかペットボトルのんどるやつがたまにいるかなって感じで。しかしトロントは違う!なんかいろいろ食ってるやつらをよく見かける。コーヒータイム、ティムホートン、スターバックス、セカンドカップなどのコーヒー、マクド(東京じゃマックて言うらしいけど、マッキントッシュと区別つかんやん)のシェイク、その他ジュース類。くいもんはスナック菓子やチョコレート、中にはりんご、オレンジ、スモモ、さらにお昼のサンドイッチとか食ってるやつも見た。日本だとみんなちらちら見るでしょ、なんか食ってると。でもこっちじゃ誰も気にしない。別になんか食うくらいええやんて俺は思うけど、日本人がなんも食わないのは、やはり恥ずかしいからだろうか。俺は日本でもトロントでも地下鉄じゃなんも食わんけど。

 もてるアジア人女性。アジア人、特に中国人、韓国人、日本人女性はカナダ人にもてる。中でも特に日本人。カレッジに来て想像以上に日本人女性が人気だとわかった。というのは、「日本人の女の子が好きだ」と言うやつが多いのである。今までの分析から言って、特に黒い長髪の子がもてると思われる。そしてパソコンの壁紙に日本人のアイドルを貼り付けるやつまでいる。何でそんなにアジア人がもてるのかようわからんが、なんかオリエンタルな魅力に惹かれるんだろうか。この前韓国人の友達がカナダ人と手をつないで街を歩いているのを見てめちゃびっくりした。彼女は確かに黒の長髪なのであるが、肩幅は広く、スタイルは上から90、90、90って感じで、顔も100歩妥協してもかわいいとは言えない。わかりやすく言えば、「アキラ」に登場する「戦うおばちゃん」に似ている。いやいや、女は見た目じゃないのよ、と言いたいかもしれんけど、英語でそんなに深いコミュニケーションができるわけでもなし、相手のカナダ人が中身で選んでいるとは考えにくい。それに彼女とそのカナダ人は知り合ってそんなに長い時間が経っていないはずである。つまりカナダ人の一目惚れ、というのが最も有力な説である。俺にはどうして彼が綺麗なカナディアン女性を差し置いてその韓国人をとったのか全く理解できん。
 したがって、ここで英語を学ぶにあたって、女のほうが有利である。ナンパされるから。それでカナダ人と知り合ってボーイフレンド見つけりゃ英語上達すんの一番早いで、普通。と言うわけで、カナダ人と知り合いたければ黒の長髪にしてみるのも一つの手ではないだろうか。ちなみに、日本でブサイクで全然もてなくても、ここではそうと限らないので、トライしてみることが大切である。ただここは最初のデートでセックスする文化らしいので、そのへん誤解のないよう意思表示を忘れずに。まぁ自己責任だけど。
 でも男のカナダ人がアジア人と結婚したら女のカナダ人があぶれてまうやん。と言うことは、結婚できないカナダ人女性が増えるんでないか?男のアジア人はもてない、つまり女のカナダ人は別にアジア人男性を好まないわけで、どうなるんだろね。
 ところで、カナダ人女性はどんなんかと言うと、けっこう大柄な人が多い。背は170を越える人もいるし、肩幅もけっこう広い。そしてなんといっても太ってる女がめちゃ多い。ここはマクドのジュースに代表されるように、何もかもがラージサイズなのである。多分一般的に言ってアジア人の男は自分より背が低くて、細い、あるいは少しぽっちゃりしている女の人を好む傾向があるとおもうんやけど、そういう純カナダ人はあまりみない。そういうのはカナダ人でもイタリアンとか、アイリッシュとか、移民してきたカナダ人になると思う。外見論ばっかり語ってきたけど、中身はというとこれがなかなか見えてこない。というのは彼女らと話しする機会もないし、その辺の相互理解はなかなか難しい。
 ちなみに俺は、どうもこっちの女の人たちはアグレッシブで時にヒステリックなイメージがあって、そんなに惹かれない。まぁ実際はどうなんかわからんけどね。