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留学生のための英語勉強法 この手の話は本になってずらっと並んでいるし、勉強法なんて実は人それぞれでどうだってええんとちゃうんかとも思うけれど、しかし一方でどうやったらええんやろ、と悩んでいる人が多いのも事実。そこでここでは俺が留学を通して、こうすればええんとちゃうかな、と思った勉強方法を紹介しようと思う。科学的な根拠は一切なく、あくまで自分の経験に基づくものなので、信じる信じないは読者次第。でも自分で言うのもなんやけど、1年という期間のわりにはかなり上達したとおもっとる。何人かのカナダ人にも褒められた。
初心者とはここではだいたい語学学校でローインターミディエイドかそれより下のクラス、TOEICで550点未満くらいということにする。 ここでは普通の日本人と同じように英語ができない人のための勉強法を紹介する。まず大学受験生以外は文法から始めるべき。最近、話すのに文法はいらないとか、さらば受験文法とか、文法軽視の風潮が渦巻いているが、基本は絶対文法やと思う。ただし受験文法みたいにやたら細かい文法事項まで学ぶ必要はない。あくまでも英語の骨組みというか、語順や時制、関係詞など、文を組み立てる上で重要な文法事項からはじめることが大切。受験文法との大きな違いは、文法そのものが目的なのではなく、それを会話やライティングで生かすことを目的とすることである。だから使えない文法は意味がない。なのでまず文法を完璧に、とは考えないこと。でないと他のことができん。文法で特に重要な項目は関係代名詞、動名詞、不定詞、時制(ただし未来完了は無視。とりあえず現在完了まで)、文型(五つの文型言えない人はかなり文法が弱いと言えるでしょう)、接続詞(関係代名詞と接続詞の違いわかりますか?)なので時間がない場合はこれらだけでもとりあえず抑えること。さらにもうひとつ選ぶなら仮定法。この段階では英語だけで書かれた(ネイティブが作った)文法書は易しめのものでも難しく感じるかもしれない。だから無理して英語で勉強する必要はない。日本語による解説がついた、ちょっと分厚い文法書を一冊もっておけば、あとで文法辞書にもなるし便利。 文法と平行して基本の単語を覚える。英単語ってのはほぼ無限にあると思っておいたほうがええけれど、もちろん全部覚える必要ないし、無理。まずはよく使われる単語からあたる。例えばgo,
take, want, eat, live, give, sleep, make, have, move,,,,とめちゃ簡単なのでもいろいろあるけど、意味と使い方をちゃんとマスターするのは容易ではない。makeとかgoとか、辞書を引くとずらーっと意味が並んでいる。こういうのはでてくるたびにいちいち辞書で調べて一個ずつ潰していくしかないので、地道に意味と用法を抑えていく。こういったメチャ簡単な単語は、「誰でも知ってる」ってことでリーディングで出てきてもつい無視してしまいがちだが、その用法もちゃんと知っているかどうかに注意を払う必要がある。ただし単語を覚えるのに日本で売ってる単語帳はオススメしない。あれでは用法がなかなか身につかないし、訳語の暗記に走ってしまって、実際の英語でのニュアンスが理解できない。名詞だと例えばcat=猫と覚えてもまず問題ないが、形容詞なんかは意味が微妙なことが多いので、特に注意。例えばbeautifulを「美しい」と覚えてしまうといろんな場面で「なんかおかしいなぁ」と思うことになる。 リスニングについていうと、最初のうちはリアルイングリッシュ(ネイティブが普通にしゃべる英語)は難しすぎてわけわからんのがあたりまえなので、教材を使ってもいいと思うけど、それでもなるべく日本語に置き換えられていない、カナダ人の子供向けのビデオなどを教材にするのがいい。日本語の訳とか、単語の意味が書いてあるようなのはなるべくパス。どうしてもわからないときだけ英英や英和でチェック。 スピーキングは最初のうちはかなりひどいもんである。簡単な語順も間違っていたりする。でもしゃべる時はそういった間違いはあんまり気にしないで、とにかくたくさんしゃべることにエネルギーを注いだほうがよい。いっぱいしゃべってれば少しずつ慣れてくるし、間違いは文法の勉強を続けていれば減ってくる。それから、しゃべっていると、「あれ、これって英語でなんて言うんやろ」って思うことが必ずある。そういう時は和英を使わないとどうしようもないのであるが、和英を引いたあと、必ず英英で調べなおした方がよい。意外に思っていたのと違う意味だったりするからだ。またニュアンスを捉えることもできる。例えば意味は間違ってないけど、やたら堅い語で、普段はそんなの使わなかったり、といったようなことがある。 リーディングも、普通の新聞は難しすぎてほとんどわからないはずである。だからってやらないわけにもいかない。そこでどうするかというと、トロントで毎日タダで配っている、metro
todayを使う。この新聞は短い記事が多いので、何でもいいからちょっとでも関心をもてそうな記事を一つ選んで読む。そしてそれを毎日続ける。辞書を引いてもいいけど、最初の一回はとりあえず自力で読んで、2回目に辞書を引くようにする。metro
todayが手に入らない人はどっかの新聞社のホームページへ行って適当な記事を印刷する。この時なるべく短い記事を選ぶように。それとビジネスや経済に関する記事は全体的に難しいのでパス。「ワールド」欄には日本に関する記事が載っている場合もありなじみやすく、理解しやすいかも。 中級者とはだいたい学校のクラスでインターミディエイド、ハイインターミディエイド、TOEICで550から750くらいということにする。
単語は俺の場合はテキストは何も使わなかった。人と話す中で、あるいは学校の勉強や新聞で新しい単語に出会うと、メモをとっておいて家に帰ってから英語辞書で調べて、自作の単語帳に加えて意味と用法も写した。その単語帳は帰るころには95ページくらいになっていた。といっても新聞に出てくる単語を全て調べるのは現実的でない。キリがないし、やたらムズい単語も含まれているから。じゃあどうするかと言うと、まず、この単語がわからなければ記事の大意がつかめそうもない・・・というのを調べてみる。見当違いでどうでもいい単語な時もあるけど、その単語ひとつで急にその記事が読めてくることもある。それともうひとつは、毎日、新聞を読んでいると、同じ単語が何回も出ていることに気がつく。だから新聞を読んでいて、「あれ、この単語前も見たなぁ、でも意味知らん」というのを拾う。 リスニングの練習は、実際にカナダ人と話すのが一番、テレビ、映画が二番。とはいってもなかなか思い通りにカナダ人と話せないことも多い。そこでその分をテレビ、映画で補う。アクション映画とかやったら何言ってるかわからなくても、とりあえずストーリーはつかめるので、眠くなるようなことはない。それからコメディもわりとわかりやすいものが多いけど、ここでもし難しいのを選んでしまうと、面白くもなんともないので注意が必要。個人的には「Friends」一番おもろくてわかりやすかった。リスニングもとにかく毎日やることが大切。それからぼけっと聞かないでちゃんと集中しないと効果が薄い。それと勉強を始めて3ヶ月くらいすると、どうも伸びが止まってしまったような気がするかもしれないが、耐えているうちにまた伸びる。聞いた話によると、初めぐっと伸びて、しばらく横ばいの時期があって、んでまた伸びるらしい。だから、アカンわぁって諦めたりしないように。実際俺も辛い時期があったけど、一人旅してカナダ人といっぱいしゃべったせいか、またトロントに戻ってくると伸びたように思った。 ハイインターミディエイドくらいになると、けっこういろいろ楽に話せるようになる。文法も基本はだいたいできていて、あんまり大きな間違いはしなくなる。ではここからどう上達させるかというと、それは、単語やイディオムを増やしていくことに加えて、関係詞や接続詞でつながれた長い文を話すように練習することである。日本人にとって関係詞はなかなか難しい。やっと理解できて、読めるようにはなっても、会話で使うには練習が必要である。それから初心者と中級者の分かれ目は、第5文型を使えるかどうか、というのが一つの指標になると思う。無生物を主語とする第5文型はこれまた日本人にはなじみがなく、初めは使いにくい。だから一個例文を覚えて応用できるように練習するのがいいと思う。このあたりまで来るとこういう風にちゃんと目的をもってしゃべる練習をしないと、いつまで経ってもずっと短い文や簡単な単語だけで済ませるようになって、上達できない状態に陥ることになる。 リーディングはいろいろな文章に触れるようにした方がいい。新聞だけだと、単語や言い回しも偏っているし、しかもあんまり面白くない。リーディング力が上がると、薄めのペーパーバックなら読破できるようになるので、簡単そうなのを見つけて読んでみるといいと思う。いろいろ知らない単語に出くわすと思うけど、いちいちシラミ潰しに調べるのではなくて、なんとなく推測するようにしてとりあえず先に進む。それでわけわからんようになってしまったらしかたがないので戻ってちょっと調べる。それでもわけがわからないようならそれは難しすぎるのでヤメる。個人的なオススメとしては、幼稚園児や小学校低学年向けの本、あるいは映画のペーパーバック。でもこれは先に映画を見ること。そうするとストーリーがわかっているので読みやすい。あまり分厚いのはダメ。 以上うんちくを述べてきたが自分なりに参考にしてみて、勉強していく中で自分に合ったスタイルを確立することが大切。すぐに諦めたり、やっぱりああしてみよう、こっちのテキストに変えてみようとか、コロコロ方向転換せずに、地道にやっていくのが英語上達の極意では、と俺は思う。それから留学生の特権はネイティブがすぐ近くにいることなので、わからないことがあったら、先生やホストに聞いてみよう。辞書には載っていないことを教えてくれたりする。 |
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