留学への道

 ここではこれから留学しようと考える人のために、経験者として留学準備の中で何かを決めなければいけない時のポイントといったアドバイスを自分の体験を交えながら紹介しつつ、俺が留学中に知った留学準備に役立ちそうな情報も提供したいと思います。「硬派留学のススメ」よりも留学のノウハウに重点を置いて書いてみたつもりです。

目次
1.留学かワーホリか 2.場所の選び方 3.学校の選び方
4.キャリアカレッジについて 5.居住形態の選び方 6.トロントってどんなとこ
7.銀行、クレジット、現金について 8.買い物について 9.パソコンについて
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1.留学かワーホリか

 なんとなく外国で暮らしてみたいなぁ〜、って思った人にとっては、まず留学にするのかそれともワーキングホリデーにするのか悩む人もいるかもしれない。どちらにもそれぞれ特徴があり、どっちがいいとか悪いとか言えるものではないと思うので、よく考えて自分に合っているほうを選ぼう。ここでは俺が知っている限りで両方について紹介し、かつ自分なりの視点からも考えてみたい。

 まず、留学であるが、一般的な形としては、語学学校に通うことになる。授業は午前の場合もあれば午後の場合もある。学校は大体1日4時間から6時間なので、わりと自由な時間をとりやすい。だから学校がないときは友達と遊んだり、図書館に行ったり、ボランティアしたりと、自分のやりたいことができる。ただしワーキングホリデーと違って就労が禁止されているので、収入は得られない。そして語学学校の短所はずっと在籍していても、なかなかカナダ人と知り合いになれず、生きた英語を学びにくいことである。
 一方ワーキングホリデーであるが、仕事がうまく見つかれば同じ職場のカナダ人や移民などから生きた英語を学べるチャンスは多い。そして仲良くなれば一緒に遊びに行ったり、パーティを開くこともできるかもしれない。が、ワーホリの現実はなかなか厳しいところがある。まず、仕事を見つけるのが大変である。俺の知り合いは2ヶ月くらい探していたように思う。そしてさらに仕事が見つかっても、それが日本料理屋だったりすると、日本人の従業員ばっかりで、全然英語を話す機会がなかったりする。お客さんと話すという手もあるが、忙しいとそれもなかなか難しい。そこでワーホリで働きながら語学学校に行く人もいるが、この方法は結構お勧めだと思う。ワーホリだけだと文法とか、リーディングとか、どうしてもおろそかになりがちだろうけど、学校に行けばそういうこともちゃんと学べるからだ。
 俺の意見としては、英語を真剣に勉強したい、というのであれば留学をお勧めする。しかしそうではなくて、がんばって現地の人と交流したり、収入がほしい、働いてみたいと思う、そしてその中で英語も学びたいという人はワーキングホリデーだと思う。でも仕事が必ず見つかるとは限らない、ということを忘れずに。

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2.場所の選び方

 多分今やちょっとした街に行けばどこでも日本人はいる。反対に田舎に行けばそうでない場合もあるらしく、俺の韓国人の知り合いが昔住んでいたという村では、アジア人が珍しく、道で誰かとすれ違うたびに話しかけられたとか言っていた。そしてホストもその韓国人に非常に興味があって、いろんな話をしたらしい。
 でもトロントやバンクーバーではアジア人が珍しがられることはまずない。たくさんいるから。ホームステイもたくさんの留学生を受け入れていて、例えば留学生は渡航前にお土産に何を上げようか頭を悩ますが、ホストは誰かが来るたびにお土産をもらっているわけで、「おお!何なんだこれは!?」みたいな、ビックリ仰天といったリアクションはまずえられないと思う。まぁ喜んではくれるけど。俺も行く前はどうせなら向こうの人にあまり馴染みがないものを、といろいろ考えて持っていったのであるが、家には過去の学生があげたのであろうお土産がいくつか置いてあって、俺のもそんなに珍しいものではなかったようだ。
 それから気温を気にする人もいる。冬寒い地域が多いから。やはりそのせいか一番人気はバンクーバー。冬でもわりと温暖らしい。それからバンクーバーは華僑も多く、人口の半分以上はアジア人らしいのでわりとなじみやすいかもしれない。ただし雨が多く、俺のホストマザーは、バンクーバーで自殺者が多いのは雨がたくさん降るせいだ、と言っていた。真相は定かではないが。
 バンクーバーは日本人が多いから、とかいう理由でトロントに来る人も多い。したがってトロントも日本人は多い。と言っても街中に、ではなく語学学校に。夏は街でもよく日本人を見るが、冬はなかなか街で日本語を聞くことはない。基本的にトロントにいる日本人は、留学生、ワーホリ、カナダ人の嫁さんくらいで、中国人みたいに大量に移民となって押し寄せたりするわけではない。
 他にもエドモントンやウィニペグ、カルガリーといった都市があるが、いずれも冬は極寒らしい。以上挙げた5つの都市の中で、街に一番アジア人が少ないのはウィニペグだと思う。この街は白人が多かった。わりと小さめで、チャイナタウンもめちゃくちゃ小さく、夏は緑豊かできれいで静か。
 田舎だと例えばジャスパーとかバンフとか、カムループスとか、レジャイナとか、プリンスエドワードアイランドとか、いろいろあると思うけど、住む場所や語学学校など自分が希望するものがあるのかどうか事前に調べる必要がある。それから例えばホームステイとか、もしも気に入らなかったときに、トロントのように簡単には次が見つからないかもしれない。そして長期の滞在なら田舎暮らしに退屈せずに過ごせる性格かどうかも良く考えたほうがいいと思う。
 カナダ英語について言うと、アメリカ英語よりもスラングが少なく、キレイと言われている。だから勉強するならカナダ英語が一番いいと言う人もいる。そしてバンクーバーからモントリオールあたりまで、方言はないとのこと。ただしノヴァスコシアやニューファンドランドあたりでは独特の発音があるらしい。行ったことないからホンマかどうかわからんけど、ホストマザーがそんなことを言っていた記憶がある。
 カナダでの留学場所選びのポイントをまとめると、冬の寒さに耐えられるか、田舎を考えている場合、田舎暮らしに退屈しないか、日本人が多くてもいいか、そこで自分が学びたいことを学べるか、ということになってくると思う。

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3.学校の選び方

 たぶん留学準備の中で一番迷うのが語学学校ではないだろうか。何しろトロントやバンクーバーにはたくさんの語学学校があって、うわさは飛び交うし、エージェントはいろいろ勧めてくるし、一体どこがいいのだろう?ってなると思う。実際のところ学校の質はピンからキリまであると思うけど、テキトーに選んでポンと飛び込んでもめちゃめちゃいいところに当たるかもしれない。一方で慎重に決めたつもりだったのに思っていた感じではなかったりするかもしれない。そんなギャンブル性は確かにぬぐいきれないのがこの学校選びだと思うけど、ここではなるべくリスクを抑えて自分にあった学校を選べる方法を紹介したい。

 まず、できたてホヤホヤの学校はどちらかというとリスクが高いので(出来立てホヤホヤがダメといっているのではない)、日本での情報だけで決めないほうが良い。どうしても気になるのなら現地についてから直接学校の人と会って話をしたり、授業を見学させてもらってから決めよう。対して大学付属の語学学校は長年のノウハウが蓄積されており、リスクは低いと言える。しかしそれでも自分と学校、あるいは教師との相性があるので、日本で決めなくてはならないのなら、できればその学校に通ったことのある人の話を詳しく聞いてみよう。エージェントに聞くのもいいかもしれないが、エージェントは実際に授業を受けたわけでもないし、ウラでソロバンはじいてたりする可能性もあることを頭の片隅において、インターネットなどを利用して周りの情報を総合的に捉えるようにしよう。どの情報も一個人の意見にしか過ぎないと考え、鵜呑みにしないように。
 できたての語学学校は高リスクといえるが、長所としては、少人数で、アットホームな雰囲気、そして小回りが利くということだと思う。例えば授業でこんなことをしたい、とか、この制度をこういう風に変えてほしいとか訴えると、受け入れられることもあるようだ。
 ある程度の規模がある民間の語学学校は多い。迷うとするならこれらの中で迷うことが多くなるかもしれない。これらの学校にはそれぞれ独自のシステムや授業形態があるはずなので、それを調べてみよう。例えば午前と午後、どちらのクラスに出席してもよいとか、ビジネスコースがあるとか、毎日6時間授業を取れるとか。もちろん丁寧に指導してくれる学校もあるけど、規模のでかさゆえに融通が利かなかったり、多数の教師が必要なために全体として質が低下しているところもあるようだ。教師の質はなかなか見えてこないので、インターネットなどで地道に情報収集してみよう。
 大学付属のESLはその大学に進学したい人のためのもの、あるいは授業が非常にアカデミックだ、と思っている人もいるようだけど、トロント大付属ESLに関して言えばそれは当てはまらない。コンプレヘンシブやビジネス、フォーカスオンスピーキングといったコースもあるから。そしてアカデミックコースもあるけど、このコースでさえ大学進学を全く考えていない人でも勉強している。したがってU of T ESLに関して言えば、自分がどんな勉強をしたいのか、厳しいほうがいいのか、自由な時間がたくさんあったほうがいいのか、といったことを考えればいいと思う。
 U of T ESLについてもっと詳しく知りたい人はトロント大付属ESLについてをご覧ください。

 それから授業料について言うと、U of T ESLは民間に比べるとやや高い。だから友達の中には授業料の安いハンザと交互で通っているやつもいた。民間の授業料はわりとまちまちなようであるが、ハンザは特に安いらしい。

 他には留学生の国籍別割合。行って日本人ばっかりだったらどうしよう、とか。学校によってはひとつの国からの留学生の割合を20%以下といったように制限しているところもあるし、制限していなくてもあまり多くない場合もある。でも日本人は絶対にいると思っといていいでしょう。他には韓国人やブラジル人、メキシコ人などが多い。ただある程度の数の日本人がいても、俺みたいに1年間英語だけで通すことは可能やと思う。そこは自分のがんばり次第。反対に困ったときとか、辛いときに日本語で友達と話したい、という人は心配いらない。こういった情報は授業形態や教師の質に関する情報と違って手に入りやすいので、エージェントに問い合わせるか、直接学校へメールすればすぐにわかるはずである。

 はっきり言って日本で学校を決めるのはどうしてもリスクが高くなってしまう。友達からその学校についての評判を聞けたとしてもその人の主観的な意見でしかないし、その人にとってはよくても、自分には合わない可能性もある。1ヶ月くらいの短期留学なら我慢もできるかもしれないが、1年となるとそうはいかない。そこではじめの語学学校の申込期間は短めにした方がよい。ビザが必要なら3ヶ月分だけ申し込んで、あとから延長手続きをとろう。それからリファンドといって、払い戻しができる場合もあるので、その方法やいくら戻ってくるのかなど、気になる人は渡航前に確認しておいたほうがいいかもしれない。

 語学学校を選ぶにあたって考えるべきポイントは、規模、授業料、場所(やたら不便なところではないかどうか、ホームステイとの距離など)、その学校独自の特色(宿題が少ないとか、母国語禁止とか、選択科目が多いとか)、国籍の割合(やたら日本人が多いとか、韓国人が多いとか)といったことだと思う。

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4.キャリアカレッジについて

 ある程度英語が上達したら俺みたいに今度はキャリアカレッジ(専門学校)で勉強したいと思う人もいる。勉強できる分野はさまざまであり、例えばコンピュータ、デザイン、料理、カメラ、ビジネス、カクテルなどいろいろある。キャリアカレッジは語学学校と違って、カナダ人のための学校なので、入学すればカナダ人と仲良くなるチャンスがある。しかし授業はすべてカナダ人に合わせて進められるのでかなりの英語力がないとついていくのが苦しいし、カナダ人と仲良くなるのも難しい。俺の場合は半年ほど語学学校で勉強して、TOEICも800点弱まで伸ばしていたので、授業には何とかついていくことができたが、クラスメイトとの会話は、はじめはかなり苦労した。学校では教えてくれないスラングとか使ってくるし、発音もかなりくだけていて、何言ってんのかよくわからなかったからだ。あまりに会話ができないと、話すのを嫌がるカナダ人もいる。通じないからだんだんイライラしてくるらしい。
 キャリアカレッジは、ひとつのコースが何ヶ月と決められていて、どれも結構長く、語学学校のように気に入らないからすぐにやめる、というのはなかなか難しいので、日本から申し込むのは避けたほうがよい。英語力のある人ならすぐに入学してもかまわないだろうし、資料請求したり、電話で問い合わせたりもできるが、普通の日本人はまず語学学校で勉強してからの方がいいので、現地で英語を勉強しながら、実際にいくつかのキャリアカレッジに訪問して決めるべきだろう。

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5.居住形態の選び方

 大体はじめはみんなホームステイを申し込んでからカナダに行く。短期の人ならたぶんホームステイだけで終わることがほとんどだろう。しかし長期留学の人の中には、はじめの1ヶ月くらいはホームステイして、そのあとはアパートやシェアハウスをシェアする人もいる。シェアハウスとは、一戸建ての家をシェアする形態で、部屋はそれぞれにあるが、シャワー、トイレ、洗面所、キッチンなどはそれぞれ1つか二つの場合が多いようだ。自由度は高いと言えるけど、大家さんによってはわりと細かいルールを作る場合もあるらしい。
 ホームステイは少なくとも夕食の時間は決められており、いらない場合はいつまでに連絡しろ、というのが最低のルールと考えておいたほうがよい。ホストによってはそのほかに、シャワーは何時までとか、冷蔵庫の中のものは勝手に食べたらだめとかいったルールがある場合もあるし、俺の最初のホストファミリーの場合だと、部屋にいないときは電気消せってメチャうるさかったし、シャワーは1日1回10分以内とか、果物は毎食につきひとつに限るとか、どんどんルールが増えていった。
 どんなに自由なホームステイでも最低夕食の時間は決められており、それさえも嫌な人とか、ホストとの関係がうまくいかない人、食事が口に合わない人など、ホームステイをやめる人は結構いる。
 しかし一方で英語を学ぶにはホームステイが一番だと思う。例えば単語にしても、生活の中で学んだものが最も忘れにくいし、机に向かって勉強するよりも、ホストファミリーと話しながら英語を身に付けるほうが楽しいはずだ。例えば俺の最初のホストファミリーには子供がいて、ホストマザーやファザーよりも気楽に話せたし、一緒に遊んだりして楽しく英語を学べた。
 といってもトロントの場合は移民が多く、なかなかカナダ人のホストは見つからない。移民でも小さいときに来た人は完璧な英語を話すが、訛りがある人も多いので気になる人は申し込む時に注意が必要。俺の場合、2番目のホストファミリーはイタリアからの移民で、少し訛りがあった(エージェントは訛りがないと言って紹介したけど)。作者はどうしてもカナダ人と住みたかったのであるが、見つけるのにとても苦労して、引っ越したのは帰国の約3ヶ月前だった。
 ホームステイは1年を通してわりと人気が高いみたいやけど、とくに夏はめちゃくちゃ混むのでいろいろこだわりたい人はかなり早くから申し込んだほうがよい。作者の場合は申し込むのが遅くて、空きが2件しかなく、したがって2択だった。そのうちの1件に実際にホームステイして聞いた話では、一度夏にある語学学校が、空きがないからガレージにベッドを置いて部屋を作ってくれ、と頼んできたらしい。結局断ったようだけど。

 シェアハウス、アパートは食事の献立、時間など自由が手に入る。一方で英語を話す機会はかなり少なくなると思う。シェアもカナダ人とすればいいが、実際は同じ国の人同士でシェアする場合が多く、そうなると学校以外は母国語状態になってしまう場合も少なくない。さらに家事もすべて自分でこなさねばならないので、思うように勉強時間が取れなかったり、つい外食へ走ってしまうことも多いようだ。
 費用としては一人暮らしは一番高くつくと思う。2人でアパートをシェアしたり、シェアハウスの1室をシェアしてホームステイと大体同じくらい。3人以上でシェアすればホームステイより安くなると思われる。
 とは言ってもホームステイと違ってアパートはピンキリで、1ヶ月1500ドルの部屋を二人でシェアしている人もいた。これ家賃だけで俺のステイ代(700ドル、3食付)を越えている。俺は900ドルのアパートを3人でシェアしたこともあって、そのときは月の家賃が一人300ドルの計算なので、ホームステイより安かったと思う。ただし本来2人用の部屋だったので俺はリビングにマットを置いて寝ていた。

 以上短く言うと、アパート、シェアハウスは自由であるが、家賃が安くてもがんばって自炊しないとホームステイより高くなってしまうこともある。ホームステイは食事は作ってもらえるし(たいてい1日2食か3食)、家事の負担も少ないが、何らかのルールは必ずあり、ホストファミリーとうまくいくよう気を使わなければいけないこともある。

 個人的な意見としては、とりあえず1ヶ月だけホームステイを申し込んでおいて、気に入ったら延長すればいいし、出て行きたければ現地でシェアルームを探してもいいし(張り紙がいっぱい出ているので新しい住処を見つけるのはそんなに難しいことではない)、他のステイ先を探すのもよし。ただしエージェントによっては変更手数料を取るところもある。それからホームステイの中には今住んでいる、あるいは過去に住んでいた人の紹介でしか入れないところもあるので、友達に聞いてみるのもよし。作者の3つ目のホームステイはエージェントを利用しておらず、韓国人の友達の紹介で住むことができた。エージェントは現地にもいろいろあって、迷うことがあるかもしれないが、韓国系のエージェントは手数料が安いらしい。例えばホームステイの紹介手数料50ドルとか。ただし悪い噂もあるようなので、実際に友達が利用しているところを紹介してもらうのが一番確実。留学中は特にこういった口コミ情報がとても大切になってくるので、がんばってネットワークを広げよう。

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6.トロントってどんなこと

 トロントはひとことで言って移民の街。香港返還前まではイタリア人が一番多かったらしいが、返還後は中国人が一番多くなったらしい。かなりでかいチャイナタウンがあり、暇つぶしや外食にもってこいである。何しろ食べ物をはじめとしていろんなものが安い。俺の場合、帰国にあたってスーツケースが必要だったのでチャイナタウンで20ドルのソフトスーツケースを買ったのであるが、見事トロントの空港に着いてすぐに破れ、かなり焦った。というわけで品質の保証は出来ない。
 他にもギリシア人とか、韓国人とか、レバノン人とか、イラン人とか、インド人とか、パキスタン人とか、あらゆる国からの移民が住んでいて、チャイナタウン以外にもエスニックタウンはいくつかある。だからいろんな文化に触れることができて、小さな地球みたいな感じになっている。人種差別はあるにはあるらしいが、アメリカほどひどいことはないという。
 治安はかなり良いと言われているが、街の北の一部の地域(キールアンドジェーンのあたり)は危険といわれている。比較的貧民層が多いらしい。でもそんなところに行く機会はまずない。ダウンタウンでは夜中にお年寄りが一人で歩いていることもあるし、俺が一時住んでいた地域は、人けがかなり少ないところであったが、特に危険というわけではなかった。とは言っても最小限の注意は必要。
 気候は、夏はかなりすごしやすく、8月でも明け方は半そでではちょっと寒いときもある。季節の変わり目は気温差が激しく、体調を崩しやすい。そして冬はかなり寒く、マイナス20度になったりする。でもそれなりの防寒対策をするので、意外に死ぬほど寒いってことはない。ただし顔は痛い。家の中は全館暖房で、廊下も玄関も暖かい。そのかわり乾燥が激しく、保湿クリームは必需品になる。作者はほっといたらかゆくてかきまくって、気がついたら足がかさぶただらけになったりした。現地で売ってるワセリンのドライスキン用がお勧め。
 公共の乗り物は地下鉄、ストリートカー、バスがあり、どこまで行っても2ドル25セント(2002年6月現在)。これ他の都市に比べると高いほう。
 街の規模は、うーん…そこそこでかい。というかコンパクトにまとまっている感じで、むしろ大阪や東京といった大都会よりも住みやすいと俺は思う。でかいショッピングセンターがいくつかあって、必要なものはまとめて買える。カナダの政策として、人口が集中しないようにコントールしているらしい。政府はオタワに、経済の中心はトロントに、移民局はバッファローに、といった感じで。でも実際はトロントが飛びぬけてでかくなってしまって、他の地域のカナダ人から嫌われているとか。

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7.銀行、クレジットカード、現金について

 銀行は大手が5つある。Royal Bank of Canada, Bank of Montreal, TD Bank, Nova Scocia, CIBCで、他にもあるみたいだけど、口座を開くならこれらのうちのどれかにしたほうがよい。ロイヤルバンクとTDのATMが多いと思うので、どちらかにすればいいと思うが、個人的にはロイヤルバンクは対応が悪く嫌いなのでTDをおすすめする。学校の先生もロイヤルバンクは評判が悪いと言っていた。
 クレジットカードの利用を怖がる人もいるけど、普通の店ならまずぼったくられることはない。でも念のためサインするときに金額と、単位がUSドルになっていないかをしっかり確かめること。クレジットがあるとホテルの予約のときなどに便利。キャンセル料を確実にとるために聞いてくるのだろうか・・・?でも分割払いをしたいときや、引き落としを遅らせたい場合以外は、クレジットを使う機会はあまりない。なぜならデビットカードがあるから。日本でもだんだん普及してきたこのカードは、銀行のカードで、買い物のときに提示して4桁の暗証番号を入力すれば口座から直接代金が引き落とされるというシステム。サインがいらないのでクレジットより便利。特別な申し込み手続きも要らず、口座を開いてカードをもらうと使える。
 紙幣は5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルとあるが、デビットカードのせいか実際には20ドルまでしかあまり使われていない。100ドル札は受け取らない、という店もある。偽札の可能性があるらしい。さらに50ドル札も受け取らない店もたまにある。カナダドルに替える際はできるだけ20ドル札で受け取るようにしよう。

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8.買い物について

 生活に必要なものはほとんどなんでも手に入るし、しかも日本より安い場合が多いので、必要最低限のものだけ持ってきて、後はカナダに来てから買うようにしたほうが楽だと思う。ただし日本の製品は日本で買ったほうが安い。例えば家電(パナソニック、ソニーなど)とか、フィルム(富士フィルム、カナダでは高い)とか。

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9.パソコンについて

 IBMとか東芝製のは海外での動作を保障しているという話であるが、俺が持って行ったNECのパソコンでも問題なく動いた。説明書には「海外では使えません」て書いてあったような気もするけど。日本とカナダでは電圧が違うのであるが、実際は変圧器を使わなくても問題ないらしい。パソコンも動く。でも俺は変圧器を使っていた。心配な人は持っていってもいいと思うけど、けっこう重い。値段は確か3000円くらいやったと思う。

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