トロント大付属ESLについて(U of T ESLのホームページはこちら

 語学学校選びは留学生にとって大きな悩みのうちの一つやと思う。なんと言っても入ってみないと実際のところどうなんかわからん、というのがその大きな理由だろう。俺が通ったことがある学校はU of T ESLだけなので、ここではこの学校について、知っている限り書いてみようと思う。ここで書くことはあくまでも1個人の意見なので、全てをそのまま信じ込まずに、参考程度にしてください。ちなみに内容は2001年12月の時点で俺が知っていることなので、変更されている可能性があります。

 2001年12月の時点で、コンプレヘンシブ、ビジネス、アカデミック、TESL、フォーカスオンスピーキング、フォーカスオングラマーの5つのコースがある。このうち俺はコンプレヘンシブを2回、ビジネスコースを1回取った。コンプレ、ビジネスは時期により7か8週間、アカデミック、TESLは15か16週間、フォーカスオンスピーキング、グラマーは4週間である。

目次
コンプレヘンシブコース ビジネスコース
アカデミックコース TEFLコース
フォーカスオンスピーキング フォーカスオングラマー
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トロント大の施設のうちのひとつ

コンプレヘンシブコース(Comprehensive)

 まず最も一般的なのがコンプレヘンシブである。週3回スピーキングとリスニングのクラス、残りの2回がリーディングとライティングのクラスで、それぞれ担当の先生が異なるがそれぞれレベル別なので偶然同じということもあり得る。最初はこのコースを取ることをオススメする。グラマーから発音まで幅広く、バランスよくカバーしてくれるからだ。クラス分けのテストはTOEICによって行われるので少しは対策して、なるべく上のクラスに入れるようにがんばった方がいい。厳しさは先生によって異なるが、一般的に言って、緩めやと思う。なのでビシバシ愛のムチがないとアカン、という人には向かないかもしれない。しかし最上位のアドバンストクラスになるとかなり宿題も多いようだ。でもやっぱり担当の先生による。それと日本人率もけっこう高い。ただしアドバンストまでくると2、3人程度にまで下がることが多いようだ。反対に夏休みのインターミディエイド(レベル中)やローインターミディエイド(レベル中の下)クラスなんかにはうじゃうじゃ日本人がいると思われる。
 受けてみての感想は、最初に入れられたローインターミディエイド(スピーキング)とインターミディエイド(ライティング)ではかなり勉強になった。なぜなら基本があんまりできてなくて、その基本をちゃんと教えてもらえたから。特に発音とか、リスニングとかは日本では全然勉強していなかったのでかなり役立った。ただスピーキングの時間が少なめだった。あとから友達に聞いた話では、どうもそれがその先生のスタイルだったらしい。
 ビジネスコースを経て夏に再びコンプレを取った。夏休みのみで来る留学生が溢れ、中にはネイティブみたいにしゃべるツワモノも一番上のクラスにはいた。俺はそれまでの努力のかいあって、全17レベル(夏だけにメチャ多い)中、リスニング3番目、ライティング2番目のクラスに入れられた。しかしここまで来ると、語学学校ではどうも…って気になってきた。これはホントに人によるが、例えば文法なんかはとてもじゃないが授業中に全部扱えないわけで、そうなると重要なところをかいつまんで、ということになり、同じことを2度、3度と繰り返しやることになったし、リスニングとスピーキングもあとはネイティブと話さないとちょっときついと思うようになった。初めのうちは自分よりうまいやつがゴロゴロいて、そういう人たちと話すことによって単語や言い回しを覚えたが、ここまで登ってくるとそれがなかなかできなくなっていた。というわけで、アドバンストに達するくらいになったら思い切ってキャリアカレッジに飛び込んだ方がいいと俺は思う。

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ビジネスコース(Business Communication)

 ビジネスコースはカナダ一と誉れ高い。このコースはなぜか韓国人が多いようだ。よそのクラスで12人中11人が韓国人てクラスがあったらしい。5月からのコースというということもあり、日本人はそれほど多くなかった。それから社会人経験がある者とない者によって分けられ、さらにTOEIC、作文、スピーキングテストによってレベル分けされる。内容はやはり先生によって異なるようだが、ストックマーケットに行ったり、チョコレート工場へ見学に行ったり、どこかの会社のお偉いさんが来て話してくれたりといろいろ面白いイベントがある。授業の内容は俺のクラスの場合プレゼンの仕方やストックマーケティング、マネジメント、カスタマーサービス、マーケティング、起業、ビジネスカルチャー、交渉、ビジネスエシックス、リサーチと、広く浅く勉強した。やはりESLのビジネスコースなので、ビジネスそのものよりも、むしろテーマを通して英語力を上げることに重点が置かれる、ということに注意しなければならない。したがって本格的にビジネスをやりたい人はカレッジなどのビジネスコースに行った方がいいと思うし、逆にビジネスコースはビジネスだけを勉強するところなんだ、と思って切り捨ててしまうのは勘違いである。ではどうやって勉強するかというと、例えばあるアイスクリーム会社の経営に関するビデオを見て、それでリスニングの練習をしたり、単語やイディオムを拾っていくのである。しかし出てくる単語やイディオムはビジネス関係が中心で、あくまでも日常生活重視、という人には確かに向かない。それでも俺はこのコースを取って、なぜか自分にとってはレベルの高いクラスに叩き込まれて、初めのうちはメチャ勉強した。そんで前から仲良くしてた友達に「最近見ないけど大丈夫?」なんて心配の電話もかかってきた。というわけで、けっこう勉強したい人にはおすすめのコースである。

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アカデミックコース(Academic Preparation)

 アカデミックコースが最も誤解の多いコースかもしれない。なぜなら日本にいる多くの人は、このコースは大学進学希望者専用のコースなんだ、と思っているみたいだからだ。でも実はそうでもない。確かにトロント大進学希望者もいるが、別に希望してない人もけっこういる。このコースはどうも他と比べてライティングの比重が高いようだ。しかしスピーキングやリスニングの時間もちゃんと用意されているという。そしてこのコース、全てのコースの中で最もハードだと思う。したがって、愛のムチがないとついだらけちゃって…、という人にはもってこいである。日本人率もそんなに高くないはずである。期間も長いので、夏休みは日本人だらけ、ってこともない。逆にいうと短期だと取れない。ちなみにトロント大に進学するにはTOEFL600かもしくはこのコースで、レベル別に定められたある一定以上の成績をとることが必要らしい。

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トロント大学最大の図書館、ロバーツ・ライブラリー

TEFLコース(Language Training for EFL Teaching)

 TEFLコースは2001年9月に新たに開設されたコース。英語を教える側に立つスキルを身に付けるためのコースで、当然ある程度の英語力が求められ、TOEICで660以上でないと取れない。俺の友達が第一期生としてこのコースを取っていたが、初めてだけに先生も試行錯誤らしく、あまりよくないと言っていた。さらに彼女とそのクラスメイトの話を聞くと、あまりにも良くないので、先生に抗議しようかと考えている、とのことだった。結局はしなかったみたいやけど、どうもいまいちだったらしい。でも2回目以降は良くなることでしょう。

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フォーカスオンスピーキング(Focus on Speaking)

 このコースについてはあまりよく知らない。友達もとってなかったし。ただカナディアンと話すチャンスがあるということは聞いた。文法はやらないわけじゃなくて、会話で使える文法って感じで勉強するようだ。

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フォーカスオングラマー(Focus on Grammar)

 このコースはかなりつまらないかもしれない。TOEICの問題とかが中心で、ひたすら文法問題を解きまくるから、クラスメイトとも話す機会があまりなく、俺の友達は、「休憩時間になるとみんなバラバラに上の階行って、それぞれ休憩する」と言っていた。でもそれも人によるでしょう。友達ほしけりゃはなしかければいいだけ。コースの名前どおりとにかく文法やりたい人向け。

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